オーディションの先生「もういいです。出ていきなさい」西﨑美空「テレビで観てたやつだ！」

OCHA NORMA　西﨑美空　インタビュー（抜粋）

――ゼロイチスタートからデビューが
決まるまでいろいろ苦労してきたと
思うんですけど、心が折れそうになる
瞬間はなかったんですか？

　一番折れそうになった瞬間は
オーディションです。オーディションは
先生が厳しいので、額の汗を拭っていたら
髪の毛を触っていると勘違いされちゃって、
めちゃくちゃ怒られたんです。それまで
人に怒られる経験がなかったので･･････。

――学校では真面目に怒られない
生き方をしてましたもんね。

　そうなんです！装っていたので（笑）。
だから「初めて怒られた！めちゃくちゃ
怖い、どうしよう･･････」と思って。素直に
「もう一回やりたいです。ごめんなさい」
と伝えても、「もういいです。出ていきなさい」
と言われてしまって。

―― 一番怖いパターンのやつ。

　「テレビで観てたやつだ！」と思いました。
まさかあれを自分が経験するとは思って
いなくて。その夜、ホテルからお母さんに
泣きながら電話して「やっぱり岡山に
帰りたい。途中辞退したい」って何回も
お願いしたんですけど、お母さんは必死に
私を説得してくれて。そのときは家族も
東京にいて、オーディション中は直接
会えないから、ホテルの目の前まで来て、
窓越しに手を振りながら「ママとパパが
ついてるから！」って応援してくれたんです。
で、翌朝も「ここまで来たんだから頑張ろう」
と説得してくれた結果、オーディションに
最後まで立ち向かうことができたんです。