梅雨のうねり髪、内側ケアで解決!薬剤師直伝のインナー美髪術

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湿気の多い梅雨の季節は、髪のうねりや広がりに悩まされがち。

スタイリングだけでは抑えきれないその原因は、髪内部の水分バランスの乱れが原因だと考えられています。


そのため、外側からのケアに加えて、からだの内側から整える「インナーケア」が美髪への近道です。

栄養や生活習慣を見直して、湿気に負けないしなやかな髪を手に入れましょう。


本記事では、梅雨時のヘアケアについて、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに教えていただきます。

梅雨の髪の毛のうねりはこれが原因!

女性の後ろ姿
出典:Unsplash


梅雨の時期に髪の毛がうねる原因のひとつは「湿気による水分バランスの乱れ」だといわれています。


髪の毛は外側をキューティクル、内側をコルテックス、メデュラという組織で構成されており、ダメージを受けてキューティクルが剥がれると、内部に余分な水分が入り込みやすくなるのです。

この水分が髪の内部構造を不均一に膨張させ、うねりや広がりを引き起こすと考えられています。


とくに梅雨は空気中の湿度が高く、乾いた髪が一気に水分を吸収してしまうため、普段は気にならないくせ毛も強調されがちです。

また、髪の毛が細くダメージを受けやすい人ほどこの影響を受けやすく、スタイリングがうまく決まらなくなります。


つまり、梅雨時のうねりは単なる「くせ」だけでなく、髪の健康状態や湿度との関係によって起こる自然な反応といえるでしょう。

梅雨に負けない!今日からできるインナーケア2選

ヘアケアアイテム
出典:Pixabay


髪の毛のケアというと、トリートメントなどの外からのケアを思い浮かべることが多いかもしれません。

しかし、外側からの保湿ケアだけでなく、内側からのインナーケアも大切です。

水分バランスを調整

梅雨に負けない髪質をつくるためには、髪の水分バランスを整えることが重要です。

先述した通り、湿度の高い梅雨時は、空気中の水分を髪が過剰に吸収しやすくなります。


とくにダメージを受けた髪はキューティクルが開き、内部に水分が入り込みやすいため、うねりや広がりが発生しやすくなります。

これを防ぐには、髪が必要以上の水分を取り込まないようにする「水分コントロール」が鍵に。


シャンプー後のトリートメントやヘアマスクで内部にしっかりと栄養と潤いを与え、キューティクルを整えることももちろん大切ですが、インナーケアとして生活習慣も見直してみましょう。


栄養バランスのとれた食事や十分な睡眠は、体内の水分バランスを調整するのに効果的な方法といえますよ。

朝食で栄養摂取

髪の主成分であるケラチンはたんぱく質から構成されており、その合成には亜鉛やビタミンB群などの栄養素が必要です。


これらの栄養素は朝食でなくても摂取できますが、朝からしっかり栄養を補給して髪に届けるのがおすすめです。

朝食を摂ることで体内時計のリズムも整って、良質な睡眠などにもつながります。


朝食には、卵や納豆、豆腐などの良質なたんぱく質を含む食品を取り入れることがおすすめです。

これらの食品は、梅雨時の湿気による髪のうねりを内側からケアをする助けとなるでしょう。

髪質改善には漢方薬もおすすめ

生薬
出典:Pixabay


髪質の改善には、これまでお伝えしてきたケア方法に加えて漢方薬の摂取もおすすめです。

漢方薬は自然由来の生薬で構成されており、一般的に副作用も少ないといわれています。

決められた量を飲むだけなので、日常生活にも取り入れやすいのが嬉しいポイントですよ。


具体的には、下記のような働きのある漢方薬を選びましょう。

  • ホルモンバランスの乱れを改善する
  • 血流をよくして頭皮や髪の毛を作る細胞に栄養を届ける
  • 自律神経のバランスを整えてストレスを緩和し、睡眠の質を改善する

<髪質改善におすすめの漢方薬>

人参養栄湯(にんじんようえいとう)

消化・吸収の機能をよくして髪に必要な栄養をつくり、血流をよくして頭皮や髪にも栄養を届けます。

十全大補湯(じゅうぜんだいほとう)

疲れやすく、貧血気味の人に向いています。
血流をよくして栄養状態を改善することで、頭皮や髪に栄養を届けることにつながります。

<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>

漢方薬は自分のからだに合ったものを選ぶことが重要です。

「あんしん漢方」にはAI(人工知能)を活用した「オンライン個別相談」があり、漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談ができます。

しかも、価格もお手頃で自宅まで郵送してもらえますよ。

ヘアケアのためのインナーケア

せっかくヘアセットをしても、湿気のせいで髪の毛がうねってしまうと気分も下がってしまいますよね。

梅雨に負けない強い髪の毛をつくるためには、外側からのケアだけでなく、からだの内側からもケアしてあげることが大切です。


トリートメントなどの外側からのケアに加えて、生活習慣の見直しなども心がけましょう。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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