知らなきゃ損!やさしいハーブティー習慣|選び方・飲み方のちょっとしたコツ

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仕事や家事の合間、ちょっとひと息つくときに飲む「ハーブティー」。

香りに癒やされるだけでなく、からだや心の不調をやさしく整えてくれる飲み物として、近年ますます人気が高まっています。

カフェやスーパーでも手軽に手に入り、種類も豊富。

そんなハーブティーですが、実は選び方や飲み方にちょっとしたコツがあります。

今回は、ハーブティー初心者でも今日から始められる簡単習慣について、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに教えていただきました。

ハーブティーってそもそもなに?

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出典:Unsplash

ハーブティーとは、植物の葉・花・茎・根などを乾燥させ、お湯で抽出する飲み物のことです。

紅茶や緑茶と異なり、カフェインを含まない種類が多く、時間を問わず安心して飲めるのが特徴です。

ハーブというと少し特別なイメージがありますが、ミントやカモミール、ローズヒップなど、実は身近な植物も多く含まれます。

香りや風味だけでなく、それぞれのハーブには古くから健康や美容をサポートする働きがあるとされ、ヨーロッパや中東、アジアなど世界中で愛されてきました。

最近ではティーバッグや粉末タイプも多く、忙しい日でも簡単に取り入れられるようになっています。

今日からできる、かんたん習慣ポイント

時計
出典:Pixabay

ハーブティーを飲むことを習慣化するには、難しいことはありません。

ここでは、おさえておきたいポイントを2つご紹介します。

「時間」を決めて飲むだけで続けやすくなる

ハーブティーは気分や体調に合わせて楽しめますが、習慣化するには「飲む時間」を決めるのがコツです。

たとえば、朝の支度中にミントティーを入れてシャキッと目覚めたり、夜寝る前にカモミールティーでリラックスしたりするなど、1日のリズムのなかに組み込むと無理なく続けられます。

香りや温かさが脳とからだをリセットするきっかけになり、ルーティン化すれば「その時間が来ると飲みたくなる」という自然な習慣が身につきます。

とくに就寝前のカフェインレスハーブティーは、睡眠の質を高めたい人にもおすすめです。

「悩みごと」に合わせた1種類だけを選ぶ

ハーブティーは種類が多く、効能もさまざまです。

そのため、まずは今の自分の悩みに合わせて“1種類”を選んでみてください。

たとえば、
「ストレスや緊張が気になる→カモミール、ラベンダー」
「冷えや巡りが気になる→ジンジャー、ローズマリー」
「美容やビタミン補給→ローズヒップ、ハイビスカス」
などが挙げられます。

お気に入りの1種類を毎日飲む習慣ができたら、季節や気分に合わせてブレンドに挑戦しても楽しいでしょう。

漢方薬とハーブの違いって?

生薬
出典:Photo-ac

ハーブティーは、カモミールやペパーミントなど単一の植物をお湯で抽出して手軽に楽しめる、毎日のセルフケアに向いた飲み物です。

一方、漢方薬は、気(き)・血(けつ)・陰陽(いんよう)などのバランスを重視し、複数の生薬を組み合わせてからだ全体の調和を目指す、根治的アプローチに基づいています。

さらに漢方薬は、訓練を受けた専門家によって個人の体質や症状に基づき処方されるため、パーソナライズされた医療に近い存在である点も大きな違いです。

やさしい1杯から始める、続く健康習慣

ハーブティーは、特別な準備や知識がなくても今日から始められる手軽なセルフケアです。

ポイントは「時間を決めて飲む」「悩みに合わせて1種類だけ選ぶ」という2つだけ。

慣れてきたらブレンドや季節ごとのアレンジで、飽きずに長く続けられます。

心地よい香り、そして、やさしい味わいがきっとあなたの毎日に小さな癒やしをもたらしてくれるはずです。

まずはお気に入りのマグカップで、1杯のハーブティーから始めてみませんか。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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