忘年会で食べ過ぎた?内側から“ゆるっと整う”1日ルール

Amazon
忘年会や年末の宴席でついつい食べ過ぎてしまった翌日。

「胃もたれ」「むくみ」「だるさ」が気になりませんか?

そんな20〜30代女性に向けて、内側から“ゆるっと整える”簡単な1日ルールをあんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに教えていただきます。

朝・昼・夜に分けて実践すれば、翌日を軽やかに過ごしやすくなるでしょう。

忘年会で食べ過ぎた…!

飲み会
出典:Photo-ac

宴席で美味しいものが次々出てくると、「せっかくだから」とついついペースを上げてしまいがち。

そんなとき、カロリーや塩分、アルコール、脂質の過剰摂取によって胃腸に負担がかかりすぎてしまうと、消化がうまくいかない可能性があります。

また、塩分や糖分をたくさん摂ると、からだが水分をため込んでしまいむくみの原因になることも。

翌日の体重の増加=脂肪増加、とは限らず、吸収されたばかりの水分・食べ物の残りがほとんどであるケースもあります。

とはいえ、次の日に「からだを元の状態に戻さなきゃ!」と無理な運動や極端な断食をするのは逆効果です。

むしろ、胃腸を休ませながら、からだの巡り・代謝をゆるやかに整えることが、翌日の重だるさを軽くする鍵になると考えられます。

内側から“やさしく整える”1日ルール

リフレッシュ
出典:Unsplash

前夜の食べ過ぎの影響を翌日ケアするために、朝・昼・夜それぞれポイントをおさえた「ゆるっと1日ルール」をご紹介します。

無理せず、自分のペースで始めてみてくださいね。

朝:温めて巡りケア

朝起きたら、まずはからだを温めることを意識しましょう。

冷たい飲み物ではなく、常温〜温かめの白湯やノンカフェインのお茶で水分補給をするのがおすすめです。

胃腸の血流がアップし、消化活動もスムーズになりますよ。

食べ過ぎの翌朝は、胃を休ませるためにもお粥や煮込んだうどんややわらかい野菜スープなどのやさしい食事を少量から摂取しましょう。

また、この時間帯に軽くストレッチや深呼吸を行い血行をよくすることで、からだを温める効果が期待できます。
ここにテキストをいれてください。

昼:消化を助けるごはんで胃腸リセット

脂っこいもの・揚げ物・刺激物を避け、白米+蒸し野菜・魚・鶏ささみなど消化のいいタンパク質+野菜という組み合わせが理想です。

また、食事の際はよく噛むことを意識しましょう。

早食いや大量食いは胃腸に大きな負担を与え、翌日まで不調を引きずる原因になります。

夜:入浴&睡眠で“回復モード”へ

夜はからだの巡りをさらに整えるステップとして、入浴でからだを温めて、血行と代謝のスイッチを入れましょう。

また、就寝前にはスマホやテレビの画面を遠ざけ、ゆったりとした時間を持つと眠りの質も上がります。

十分な睡眠は、翌日までのだるさやむくみを軽くする大きな味方になるでしょう。

明日の自分を軽くする、漢方薬という選択肢

生薬
出典:Unsplash

食べ過ぎてしまったからだを軽くするには、漢方薬の服用もおすすめです。

漢方薬は自然由来の生薬でできているので、一般的に副作用も少ないといわれています。

決められた量を飲むだけなので、忙しくても続けやすいのが嬉しいポイントですよ。

具体的には、下記のような働きのある漢方薬を選びましょう。

  • 余分な脂肪を便と一緒に排出する
  • 食べ過ぎた後の脂肪の吸収を抑える
  • 脂肪の燃焼をサポートする
  • 自律神経を整えてストレスによる過食を軽減する

<食べ過ぎたからだケアにおすすめの漢方薬>

半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう)

炎症を抑えて、胃腸の働きを高めることで、ストレスや食べ過ぎ・飲み過ぎによる胃腸の不調や二日酔いに用いられます。

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

食べ過ぎてしまう人におすすめです。
過剰な食欲を抑える働きが期待でき、脂肪の分解・燃焼を促して肥満を改善してくれます。
また、便通の改善も期待できるので、腸がすっきりしてきます。

<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>

漢方薬は自分のからだに合ったものを選ぶことが重要です。

「あんしん漢方」ではAI(人工知能)を活用した「オンライン個別相談」があり、漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談ができます。

しかも、価格もお手頃で自宅まで郵送してもらえますよ。

翌日に“やさしく整える”ってこういうこと

前日の食べ過ぎをなかったことにするのではなく、「胃腸を休めて・からだを温めて・ゆるく動かして・よく眠る」ことで、からだの内側からリセットすることが大事です。

ぜひ、次の飲み会の翌日はこの1日ルールを試してみてください。

ゆるやかに整ったからだで、また次の楽しい時間を過ごしましょう。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。
病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。
症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
タイトルとURLをコピーしました