ゆらがない肌は育てられる?バリア×角質再生ケア

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「調子のいい日が続かない」

「スキンケアを変えるたびに肌が反応する」

そんなゆらぎ肌に悩む人も多いのではないでしょうか。

実は、肌の安定には即効性のある対処よりも、バリア機能と角質の生まれ変わりを整えることが必要だといわれています。

今回は長期的に安定する肌ケアについて、あんしん漢方薬剤師の水谷優実さんに解説いただきます。

調子いい日が続かない…それ、自分だけ?

鏡を見る女性
出典:Unsplash

「昨日まで問題なかったのに、急にヒリつく」

「季節の変わり目や忙しい時期に荒れやすい」

こうした肌のゆらぎは、決して珍しいものではありません。

多くの場合、その背景にあるのが角質層のバリア機能の低下といわれています。

角質層は外部刺激から肌を守り、水分を逃がさないための重要な防御壁です。

ところが、洗いすぎや摩擦、紫外線、乾燥、ストレスなどが重なると、このバリアが弱まりやすくなります。

すると、水分が蒸発しやすくなって刺激が内部に入り込みやすい状態になり、肌の調子が不安定になってしまうのです。

肌の安定はバリア×角質再生ケアがカギだった!

花
出典:Pixabay

ゆらぎにくい肌を目指すうえで重要なのが、「守る力(バリア機能)」と「生まれ変わる力(角質再生)」の両立です。

角質層のバリア機能は、主に「皮脂膜(汗と皮脂が混ざってできる天然の保護膜)」、「角質細胞間脂質(主にセラミドが担う水分保持の要)」「NMF(角質細胞内の保湿成分)」で成り立っています。

とくにセラミドは、水分を抱え込みながら刺激の侵入を防ぐ重要な成分です。

このセラミドが不足すると、どれだけ保湿しても水分が逃げやすい状態になります。

さらに欠かせないのが、角質が一定のリズムで生まれ変わるターンオーバーです。

このサイクルが乱れると、未熟な角質が肌表面に残り、バリア機能が十分に働かなくなります。

つまり、肌の安定には「バリアを壊さないこと+角質が健やかに再生できる環境づくり」を同時に意識することが大切なのです。

肌を育てるやさしい1日の過ごし方

スキンケア
出典:Unsplash

肌の回復力は、特別な美容成分だけで高まるものではありません。

ここでは、肌を”育てる”視点での1日の過ごし方を見ていきます。

朝は守備

朝のスキンケアは、肌を整えるというより守るための準備と考えましょう。

「洗いすぎない(ぬるま湯や低刺激洗顔の使用)」「角質を補う保湿(セラミドなど)」「紫外線対策で外的刺激を防ぐ」といったことを意識することで、バリア機能を維持しやすくなります。

昼は刺激を回避

日中は、無意識の刺激が最も多く重なる時間帯です。

「顔を頻繁に触らない」「マスクやティッシュでこすらない」といったように、まずはできるだけ刺激を与えないことを意識しましょう。

摩擦は角質層の構造を乱す大きな原因のひとつなので、「何もしない時間」をつくることも立派なバリアケアといえます。

夜は回復優先

夜は、肌がダメージから回復するための大切な時間です。

「刺激の強いクレンジングは避ける」「セラミド・アミノ酸系で角質環境を整える」ことが大切です。

また、睡眠中は肌の修復に関わるホルモン分泌が活発になるので、可能なかぎり十分な睡眠時間を確保しましょう。

ゆらぎやすい時期こそ、漢方薬でのインナーケアもおすすめ

生薬
出典:Photo-ac

肌のゆらぎ対策には、漢方薬の服用もおすすめです。

漢方薬は自然由来の生薬でできているので、一般的に副作用も少ないといわれています。

決められた量を飲むだけなので、忙しくても続けやすいのが嬉しいポイントですよ。

具体的には、下記のような働きのある漢方薬を選びましょう。
  • 水分の循環をよくして肌に潤いを与える
  • 血流をよくして肌に栄養をいきわたらせる
  • ホルモンバランスの乱れを整える

<肌ケアにおすすめの漢方薬>

温清飲 (うんせいいん)

肌に栄養や潤いを補うとともに、肌にこもった熱を冷ましてかゆみや炎症を改善する漢方薬です。
皮膚が乾燥して色つやが悪く、ほてりがある人におすすめです。

桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)

血流を改善して肌に栄養を届け、水分代謝をよくして肌のターンオーバーを正常化する漢方薬です。
シミやニキビが多く、冷えのぼせがある人におすすめです。

<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>

漢方薬は自分のからだに合ったものを選ぶことが重要です。

「あんしん漢方」ではAI(人工知能)を活用した「オンライン個別相談」があり、漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談ができます。

しかも、お手頃価格の漢方薬を自宅まで郵送してもらえますよ。

肌は「即効性」より「育てる」もの

ゆらがない肌は、生まれつきではなく日々の積み重ねで育てていくものです。

今回ご紹介したケア方法を習慣化することで、肌の回復力は少しずつ高まるでしょう。

「守る×育てる」という視点を持つことが、長期的に安定した肌への近道です。

<この記事の監修者>

水谷優実(みずたにゆうみ)
薬剤師・美容薬剤師

薬学の知識と美容の専門性をかけ合わせた視点で活動する美容薬剤師。
流行に左右されず、科学的根拠を大切にした美容を発信している。
肌や体の仕組み、成分の働きを専門知識を活かして正しく見極め、安心して続けられるケアを提案。
フェイシャルエステサロンの運営も行い、医療の知識とサロン現場での経験を活かしながら、美しさを内側から育てるサポートをしている。
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