実は泣いた後のむくみは、涙と一緒に増えた血流やリンパの停滞、体内の水分バランスの変化が原因になっているかもしれません。
そこで、この記事ではむくみのメカニズムと今日からできるケアについて、あんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに教えていただきます。
泣いた翌朝、なんでこんなにむくむの?
涙にはストレスや感情による血管の拡張や体内の水分移動を引き起こす作用があります。
涙を流しているあいだ、目の周りの血管が広がって血流や体液がたまりやすい状態に。
その結果、目元や顔周りにむくみとしてあらわれることがあります。
涙で目が赤くなるのは、血管が広がり刺激を受けている証拠といえます。
これが炎症と水分の滞留を招き、パンパンにむくんだ目につながるのです。
むくみを長引かせるNG行動
むくみを放置したり過度なマッサージをしたりすることは、むくみを悪化させることもあります。
たとえば、塩分の多い食べ物を多く摂取すること。
塩分の摂りすぎは、からだが水をため込みやすくなってむくみの元になってしまいます。
また、過度なマッサージやこする行為もNGです。
強い摩擦はかえって赤みや炎症を悪化させる可能性があります。
むくみが気になると、焦ってつい顔をゴシゴシ洗うなどの刺激を与えてしまいがちですが、まずは優しく扱うことがポイントです。
やりすぎ注意。朝のむくみをやさしく戻す方法
「泣いたらむくんでしまう」とわかっていても、泣きたいときに無理に我慢するのはおすすめできません。
もし、泣いてむくんでしまった際は、下記のような方法でやさしくケアをしてあげましょう。
冷やすは「点」で短時間
まずは冷却で血管を収縮させてむくみを落ち着かせます。冷たい濡れタオルや布で包んだ保冷剤を、目の下からまぶたにかけてそっと置きましょう。
こすらず、当てっぱなしにしないのがコツです。
これは冷たい刺激で血流を落ち着かせ、炎症・むくみを抑える手法で、医療でも応用されているケア方法です。
“出口”を作ってから、やさしく流す
「冷やすだけでは不十分」と感じる場合は、マッサージも行ってみましょう。むくんだ水分を流す道を作るのも大事です。
いきなり目元を触らず、まず耳下から首すじ、鎖骨を軽くなでてリンパの通り道を作ります。
その後、ほほからこめかみへ。
皮膚をひっぱるのではなく、やさしい圧で流すのがポイントです。
1〜2分程度行い、強くこすらないように注意しましょう。
もしかしてむくみやすい体質かも?漢方でできるむくみ対策
むくみケアには、上記の方法に加えて漢方薬の服用もおすすめです。
漢方薬は自然由来の生薬でできているので、一般的に副作用も少ないといわれています。
決められた量を飲むだけなので、忙しくても続けやすいのが嬉しいポイントですよ。
具体的には、下記のような働きのある漢方薬を選びましょう。
- リンパ液の流れを改善する
- 水分の循環をよくして老廃物や塩分の排出を促す
- 血流をよくして筋肉の緊張をゆるめる
<むくみにおすすめの漢方薬>
当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
血流や水分代謝を整えることでからだの余分な水分を取り除き、むくみや冷えを改善する漢方薬です。防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)
からだの余分な水の排泄を促し、むくみや水太りを改善する漢方薬です。<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>
漢方薬は自分のからだに合ったものを選ぶことが重要です。「あんしん漢方」ではAI(人工知能)を活用した「オンライン個別相談」があり、漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談ができます。
しかも、お手頃な価格の漢方薬を自宅まで郵送してもらえますよ。
たくさん泣いてスッキリとした朝を迎えよう
泣いた翌朝のむくみは、涙による血管拡張や水分の滞りが原因になっていることが多いと考えられます。焦って強く触るのではなく、やさしくケアするのがポイントです。
漢方薬などもうまく取り入れて、落ち込む朝こそ自分をいたわってあげましょう。
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。
病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

