美白ケアや透明感ケアを頑張っているのに、くすみが抜けない。
その原因は肌表面ではなく“巡り”の低下にあるかもしれません。
今回は、くすみの理由とインナーケア習慣について、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。
夕方、顔色が急にどんより…
朝はツヤがあったはずなのに、夕方になると顔色がくすむ……。
その背景には、血行の低下や疲労の蓄積が関係していると考えられています。
くすみの要因は、紫外線やストレスにより体内で活性酸素が増加し、皮脂が酸化して肌の透明感が低下する「酸化くすみ」、肌表面の凸凹などで顔に微細な影ができ、実際よりも暗く見えてしまう「影くすみ」など、複数あると考えられています。
これらは、ふだんのスキンケアだけではケアしきれない可能性があるため、からだの中から整える必要があります。
くすみは“巡り低下”の合図?
0〜30代女性は、仕事や生活リズムの乱れ、ダイエットなどの影響で鉄不足やたんぱく質不足が起きやすい世代です。
とくに鉄は全身に酸素を運ぶヘモグロビンの材料で、不足すると顔色が悪く見えたり、疲れやすくなったりすることがあります。
また、たんぱく質は血管や筋肉、ホルモンの材料でもあり、からだの回復力や代謝の土台を支える栄養素です。
不足すると巡りが滞りやすくなります。
「スキンケアを変えてもくすみが抜けない……」という人は、肌ではなく内側の巡りの低下に目を向けてみることが大切です。
くすまない人がやっている巡り習慣4選
くすみの原因がわかったところで、ここからはくすみケアのために取り入れたい習慣をお伝えします。
飲み物を“冷たい→常温・温かい”に寄せる
冷たい飲み物は一時的にからだを冷やし、血管が収縮して血行が悪くなる可能性があります。これは肌のくすみにつながる場合があるので、水分補給の際はからだを温める飲み物(白湯やハーブティーなど)を飲みましょう。
昼ごはんに「たんぱく質+鉄っぽい食材」を足す
たんぱく質(ささみ・卵・納豆など)はからだの巡りや回復の材料になりやすく、鉄(レバー、青魚など)は血色を支える栄養素といわれています。そのため、積極的に取り入れたい栄養素です。
とくに、女性は生理中に鉄分不足に陥りやすいため意識的に摂取しましょう。
夜はシャワーだけにしない
忙しい日はシャワーで済ませがちですが、38〜40℃のお湯に10〜15分ほど浸かることを習慣にしてみてください。入浴により体温が上がると血流が促進され、その後体温が下がる過程で副交感神経が優位になり、からだが回復モードに入りやすいといわれています。
温めることで血色が改善し、翌朝の肌印象にも差が出るでしょう。
巡りの乱れが気になるなら、漢方という選択肢も
肌ケアには、漢方薬の服用もおすすめです。漢方薬は自然由来の生薬でできているので、一般的に副作用も少ないといわれています。
決められた量を飲むだけなので、忙しくても続けやすいのが嬉しいポイントですよ。
具体的には、下記のような働きのある漢方薬を選びましょう。
- 肌の新陳代謝をよくして紫外線によるダメージを回復する
- 血流をよくして肌に栄養を与える
- 水分代謝を促して、老廃物を排出する
- ホルモンバランスの乱れを整える
<おすすめの漢方薬>
桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
血液を改善し、肌に必要な栄養や潤いを届け、水分代謝を高めることでシミやニキビに用いられます。当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
余分な水分を排出して血行をよくすることで、冷え、貧血、シミなどに働きかけます。<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>
漢方薬は自分のからだに合ったものを選ぶことが重要です。「あんしん漢方」ではAI(人工知能)を活用した「オンライン個別相談」があり、漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談ができます。
しかも、お手頃価格の漢方薬を自宅まで郵送してもらえますよ。
透明感は“塗る”だけでなく“巡り”がポイント
夕方のくすみは、巡り低下のサインかもしれません。スキンケアを見直すだけではなく、からだの内側からのケアにも意識を向けてみましょう。
巡りを整えるインナーケアこそ、透明感を守る土台になりますよ。
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
