とはいえ、毎日の生活に追われて、自分のことはおざなりになってしまいがち。
そんな忙しいあなたでも大丈夫。
5分あれば実践できるケアで自分のからだと向きあってみませんか。
今回は体調管理の方法を、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。
体調管理、何から始めればいい?
寝れば体力が全回復したこどもの頃とは異なり、大人になるとなんとなく不調が続くこともしばしば……。
健やかな毎日を送るためには、日頃からからだのコンディションを整えておくことが大切です。
睡眠、食事、血の巡り、ストレスケアなど、体調管理のために気をつけることはたくさんありますが、忙しい毎日のなかで完璧にこなすのは至難の業。
全部完璧を目指すのではなく、できそうなものからひとつずつ整えていくことを意識しましょう。
“休む前のひと手間”がコンディションを左右する
社会生活を送るうえで、ストレスを避けて生きるのは難しいもの。
1日の活動を終え、家に着く頃には、気づかないうちにストレスがたまり、からだがこわばった状態になっているかもしれません。
ストレスを放置したままにすると、睡眠の質や翌日の体調に影響がでてしまうこともあります。
そのため、家に帰ったら意識的に「からだをゆるめる時間」を確保するのがいいでしょう。
その日のストレスはその日のうちに解消しておくのが得策です。
今日からできる夜の体調管理ケア3選
体調管理のために新しいナイトルーティンを導入してみませんか?
お金や時間がかからないケア方法を紹介するので、早速今晩から試してみましょう。
寝る前に白湯や温かいお茶を飲む
寝る前に温かいものを飲むことで、からだが内側から温まり、緊張をゆるめる効果が期待できます。また、からだが温まると副交感神経が優位になるため、眠りにつきやすくなるというメリットも。
温かい飲み物を飲むのは、寝る時間の30分〜1時間前、量はコップ1杯程度が目安です。
飲みすぎると夜間トイレに起きるなど、逆効果になってしまう可能性があります。
足首をくるくる回す
立ち仕事やデスクワークなど、長時間同じ体勢をしている人は、脚の血の巡りが悪くなりがちです。脚の血の巡りを改善させたいなら「足首回し」が効果的。
片手で足首を、もう片方の手でつま先をつかみ、左回しと右回しを10回ずつ、同じ要領でもう片方の足首も回しましょう。
足首を回すことでふくらはぎの筋肉が伸び縮みし、血流がよくなりますよ。
今日の体調を一言メモする
心身の健康管理には一言日記がおすすめです。その日の出来事、体調、感情などを書き留めておくことで、どんなときに不調を感じるのか、その傾向やきっかけを把握することができます。
紙に書くのが面倒ならば、スマホのメモ機能でも問題ありません。
寝る前の5分間で実践できるので、時間やお金がかからないのが嬉しいですね。
無理なく続けられる、漢方薬という選択肢
体調管理を継続的に行っていくなら漢方薬の力を借りてみるのもいいでしょう。
漢方薬は体質改善を得意としているため、継続して飲み続けることで、体調を崩しにくいからだを目指すことが可能です。
心身の健康を維持するためには、疲れやストレスを早めに解消し、十分な休息をとることが大切です。
そのためには、
「自律神経の乱れを整え、ストレスが原因の疲労や睡眠の質を改善する」
「いらだちや興奮を鎮めて寝つきをよくする」
「血流をよくして中枢神経の機能を回復し安眠に導く」
などの効果が見込める漢方薬を選ぶのがいいでしょう。
<おすすめの漢方薬>
加味逍遙散(かみしょうようさん)
疲れやすく、肩がこり、PMSやイライラなどがある人に向いています。栄養と潤いを補いながら、自律神経を整えストレスを緩和します。
柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)
精神不安があって、不眠、イライラ、動悸などがある人に向いています。神経の緊張や興奮を抑え、精神を安定させます。
漢方薬の効果を最大限実感するには、自分にあった漢方薬を選ぶことが重要です。
「どの漢方薬を選べばいいかわからない」という人でも大丈夫。
最近は、自分にあった漢方薬をオンラインで専門家が選んでくれるサービスもあります。
ネットで簡単に、AIによる体質診断ができるため、場所と時間を選ばず始めることができますよ。
漢方薬は飲むだけで対策できるので、仕事や生活が忙しい人でも続けやすいのも魅力のひとつ。
すこやかな毎日を送るための新習慣として、漢方薬を取り入れてみるのはいかがでしょうか。
体調管理はできることからひとつずつ
心身の健康を保つためには、ストレスをためこまず、しっかりと休息をとることが大切です。体調管理の方法はいろいろありますが、まずは自分にできそうなものをひとつ選び、習慣化することから始めてみましょう。
<この記事の監修者>
山形 ゆかり(やまがたゆかり)あんしん漢方薬剤師
薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター。
糖尿病病棟での経験から予防医学と食事の重要性を痛感し独立。
エビデンスを軸に薬膳・発酵・フェムケアの視点でレシピ監修や執筆、講師活動を通じ「食から整える健康」を提唱。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。
