そんなモヤモヤを抱えている方は少なくありません。
しかし、ご自身を必要以上に責めても現状は好転しないものです。
気力が湧いてこないのは、実は「心」や「からだ」からのSOSサインであるという見方もできます。
そこで今回は、「やる気が出ない理由」と無理のない対処法について、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。
やらなきゃいけないけど、やる気が出ない…
「すべきこと」はたくさんあり、次々とタスクが積み重なっていくのに、なぜか手が動かない。
そういった状態は、決してあなたが怠けているわけではありません。
むしろ、やる気が出ないのは脳やからだが休息を求めている証拠です。
焦っていきなり何とかしようとするよりも、まずはご自身の状態を客観的に知り、上手に気持ちを切り替えることが大切です。
やる気が続かないのは、疲れのサインかも
長時間集中し続けなければならない状態が続くと、気力はどんどん消耗していきます。
いきなりすべてのタスクをやり遂げようとせず、こまめに小休止を挟むことで、頭が切り替わりやすくなります。
また、疲れがたまりすぎて常に疲労感が抜けない場合は、睡眠や生活リズムなど、根本的な部分の見直しも必要です。
就寝時間が不規則だったり、寝る前にスマホや作業を始めてしまったりする場合はそれを避け、毎晩のルーティンを規則正しく組み立ててみましょう。
今すぐできる、やる気リセットケア3つ
いきなり生活のすべてを変えるのではなく、要所を見直すだけでOK。
負担なくセルフケアをとり入れてみましょう。
深呼吸を3回する
焦りを感じるときは、ゆっくり深呼吸をして副交感神経を優位にし、心身を落ち着かせましょう。鼻からゆっくりと息を吸い、吸った時間の倍をかけてゆっくりと吐き出します。
これを3回繰り返すだけで気持ちの波が穏やかになり、本来の落ち着きをとり戻せます。
時間を決める
「長時間頑張る」「一気に作業を終わらせる」といった考え方は、かえって動き出しのハードルを上げてしまいます。作業そのものに嫌なイメージがついたり、始める前から精神的に疲弊したりする原因になりかねません。
そこでおすすめなのが「10分区切り」の考え方です。
作業を小分けにしてイメージするだけでも心理的な負担は減り、最初にとりかかるしんどさがグッと楽になります。
やることを3つに絞る
目標をコンパクトに絞り込むことで、優先順位が見えやすくなります。おすすめは、紙に3つだけ書き出すこと。
すべてをこなそうと考えるのは焦りの元。
「今日やるのはこの3つだけ」と考えることで、かえって効率的に動けるようになります。
疲れや気分の重さは、体質から整える方法も
ここまでご紹介したセルフケアを試しても目立った変化を感じられない場合、漢方薬を活用して根本からの改善をめざすという選択肢もあります。
漢方薬は、「からだのバランス」を重要視しており、乱れたバランスを整えることで、内側から不調の改善をめざします。
飲むだけで手軽に続けやすい点や、一般的に西洋薬に比べて副作用リスクが少ないといわれる点も、漢方薬が選ばれる理由のひとつです。
漢方薬で疲れや気分の重さを改善する場合、
「自律神経のバランスを整える」
「気分の安定を促す」
「消化・吸収機能を改善し、からだの内側から心を元気にする」
「ホルモンバランスを整える」
といった働きを期待できる生薬を含む漢方薬を使用してください。
<やる気をとり戻すおすすめの漢方薬>
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸機能を高めてエネルギー不足を補い、食欲不振やだるさ、慢性的な疲労感に働きかけます。加味帰脾湯(かみきひとう)
胃腸機能を高めながら心身に栄養を補い、高ぶった気分を落ち着かせて、精神的なストレスや不安感、不眠などの改善を期待できます。ただし、漢方薬はご自身の体質に合ったものでないと、十分な効果が得られません。
医師や薬剤師に相談したうえで、からだに合う適切なものを使用しましょう。
もっと気軽に漢方薬を始めてみたい場合は、オンライン漢方薬サービスで人気を博している「あんしん漢方」がおすすめです。
あんしん漢方は体質診断や漢方薬の提案、そしてアフターフォローも充実しており、気になることはいつでも漢方のプロに相談できます。
やる気低下の改善はまず生活習慣の見直しから
やる気が起きない原因には、心身の不調が隠れていることも多いです。まずは生活習慣など、根本的なところから見直しを始めてみましょう。
そのうえで、今回ご紹介したようなセルフケアもとり入れながら、やる気に満ちた日々を送りましょう。
<この記事の監修者>
山形 ゆかり(やまがたゆかり)あんしん漢方薬剤師
薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター。
糖尿病病棟での経験から予防医学と食事の重要性を痛感し独立。
エビデンスを軸に薬膳・発酵・フェムケアの視点でレシピ監修や執筆、講師活動を通じ「食から整える健康」を提唱。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。

