広がる髪の毛、アホ毛対策があった!静電気に負けない髪質を作る方法3選

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空気が乾燥する季節になると気になるのが、静電気による髪の毛の広がりです。

とくに、まとまりにくい毛先や浮き上がる髪は気になりますよね。

今回は、静電気と髪の毛の関係やその対策方法について、あんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに解説していただきます。

髪の毛と静電気の関係

髪の毛を広げる女性
出典:Pixabay


空気が乾燥すると、静電気が起こりやすくなります。

空気中に水分が少なくなると、からだにたまった静電気が放出されづらい状態になってしまうのです。

電気を帯びた状態を「帯電」といいます。

物質には、プラスに帯電しやすいものと、マイナスに帯電しやすいものがあり、髪の毛はプラスに帯電しやすい性質を持っています。

そして、同じ極性同士は反発する性質があるため、プラスに帯電した髪の毛同士が反発しあい、髪の毛が広がったり、浮き上がったりするのです。

また、静電気による髪の毛のもつれや絡みなどが髪の毛の傷みにつながり、枝毛や切れ毛などの原因になります。

静電気に負けない髪の毛の作り方3選

化粧品
出典:Unsplash


ここからは、髪の毛の静電気対策について、3つご紹介していきます。

しっかりとした保湿

乾燥は静電気を引き起こす原因となるため、髪の毛に潤いを与え、しっかり保湿することが重要です。

髪を保湿するには、保湿成分が含まれたシャンプーや、アウトバストリートメント(洗い流さないトリートメント)を使用するなどの工夫を取り入れましょう。

また、洗髪時には、熱すぎるお湯を避け、37~39℃程度のぬるめのお湯で洗うことが髪や頭皮の保湿を保つためにも大切です。

ブラシの見直し

髪の毛を整えるブラシは、静電気を引き起こす原因になっている場合もあります。

とくに、プラスチック製のブラシは静電気を起こしやすいので、木製のブラシや、豚毛、猪毛を使ったブラシがおすすめです。

最近は除電構造を持つ静電気が起こりにくいブラシも発売されているので、ブラシを買い替えるのもいいかもしれません。

着る服の見直し

服の素材の組み合わせは非常に重要です。以下のように、素材によって帯電の性質が違います。

<プラスを帯電しやすい素材>

  • ナイロン
  • ウール
  • レーヨン

<マイナスを帯電しやすい素材>

  • アクリル
  • ポリエステル
  • アセテート


たとえば、「ナイロンとアクリル」など、プラスとマイナスの組み合わせが静電気を起こすきっかけになります。

同じ性質同士なら静電気が起こりにくいので、コーディネートを見直してみましょう。

髪へのインナーケアには漢方薬もおすすめ

ハーブ
出典:Pixabay


からだの内側からケアすることで、髪の毛の状態を整える方法もあります。

たとえば、漢方薬を活用すれば、髪質の根本改善をめざせるので、静電気への対策にもアプローチできるでしょう。

漢方の基本理念はからだのバランスを整え、不調の改善をめざすことにあります。

生活スタイルを大幅に見直す必要がなく、漢方薬なら毎日飲むだけで済むため、気軽に試せるのも特徴です。

また、漢方薬は植物や鉱物といった自然由来の生薬をもとに作られており、一般的に西洋薬よりも副作用のリスクが低いとされています。

そのため、多くのメリットがあります。

漢方薬で髪のインナーケアを行う場合、
「血流をよくして髪の毛を作る細胞に栄養を届ける」
「ホルモンバランスの乱れを改善する」
「自律神経を整えてストレスを軽減する」という効果が期待できる生薬を含む漢方薬を選びましょう。

<髪のインナーケアにおすすめの漢方薬>

四物湯(しもつとう)

血流を改善し、栄養を補うことで元気と潤いを与えます。

人参養栄湯(にんじんようえいとう)

胃腸の消化吸収機能を高め、栄養とエネルギーを補います。


ただし、漢方薬は体質とのバランスが重要です。

体質に合っていない漢方薬を使っても効果が期待できないので、医師や薬剤師に体質に合った漢方薬を提案してもらいましょう。

最近は、オンライン漢方薬サービスのあんしん漢方が注目されています。

体質診断、漢方薬の提案、そしてアフターフォローもすべてオンライン経由で対応してくれるので、気軽に利用できる漢方薬サービスです。

静電気体質を変えるには、身の回りの見直しから

髪の毛がまとまりづらくなるのは静電気が原因です。

とくに、髪の毛はプラスに帯電しやすく、同じ性質同士が反発し合うことで浮き上がりやすくなります。

髪を保湿し、ブラシや服の素材を見直すなど、帯電しにくい習慣を取り入れることが大切です。

<この記事の監修者>

中田 早苗(なかださなえ)
あんしん漢方薬剤師

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。
病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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