【解説】甘いものがやめられない…無理しないダイエット習慣

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「ダイエット中なのに、甘いものが食べたくて止まらない」

「ついつい夜食に手を伸ばしてしまう」

体型や健康に気をつけているのに体重が増えると、つい自分を責めがち。

でも甘いものへの欲求は自然な反応です。

ただし、無理な制限は逆効果になることも。

心身の状態を知り、上手にコントロールする賢いダイエットを学びましょう。

今回は、甘いものが欲しくなるときのからだや心のメカニズム、そして無理をしないダイエット習慣についても、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。

甘いものが欲しくなるのは、頑張りすぎのサイン

お菓子
出典:Pixabay

「甘いものが欲しくなる」という感覚には複数の原因があり、それぞれきちんとした理由があります。

たとえば、無理な食事制限などで3大栄養素である炭水化物・タンパク質・脂質が足りなくなると、からだが飢餓状態に陥り、エネルギー源である糖分を求めます。

さらに、生理前後は女性ホルモンの変動で食欲が増しやすい時期でもあります。

そして、見逃せないのがストレスです。

人がストレスを感じると、脳はそれを緩和しようと働きかけます。

甘いものを摂取すると、脳内では満足感や快楽をもたらす「ドーパミン」や、心を安定させる「セロトニン」などの神経伝達物質が分泌されます。

そのため、ストレスを受けるごとに甘いものを食べて解決しようとする悪循環が生まれてしまうのです。

とくにストレスが起因するケースは多くの人に当てはまり、からだが限界を迎えている「頑張りすぎのサイン」でもあります。

まずはそのサインを受け止め、からだをいたわることが大切です。

自分をいたわる、やさしいダイエットケア

生薬
出典:Photo-ac

ここからは、ストレスを受けたからだをいたわるためのセルフケアを4つご紹介します。

しっかり休む

寝不足は食欲やホルモンバランスと密接に関係しています。

睡眠時間が不足すると、食欲を増進させるホルモンの「グレリン」が増え、逆に満腹感をもたらす「レプチン」が減少してしまいます。

そのため、まずはしっかりと睡眠をとることが先決です。

入浴は睡眠の2時間前までに済ませ、副交感神経を優位にしてからだをリラックスモードへ導き、スムーズな入眠を心がけましょう。

食事は抜かない

食事を必要以上に制限することは、甘みを強く求めてしまうだけではなく、脂肪をためこむ原因にもなります。

朝・昼・晩の3食を適切に摂取し、「ドカ食い」「ヤケ食い」「間食のしすぎ」などを防ぎましょう。

楽しむときは午後〜夕方の早め時間

甘いものを食べるときはしっかり「自分ルール」を設定して、食べる時間を工夫しましょう。

おすすめは昼から夕方の15~16時あたりです。

この時間帯は脂肪をため込むタンパク質の「BMAL1(ビーマルワン)」の分泌が少なく、食べたものが脂肪になりにくいといわれています。

いわゆる「15時のおやつ」は理にかなった方法なのです。

もちろん食べ過ぎは禁物ですが、自分へのご褒美として節度を持って楽しむことで、甘いものへの欲求をコントロールしやすくなります。

漢方薬で内側から整えるのも選択肢のひとつ

ここまでご紹介した生活習慣の改善だけではなかなか対処しにくい場合は、「漢方薬」をとり入れるのもおすすめです。

漢方薬は、からだの乱れたバランスを整えることで不調に対してアプローチします。

食べすぎや代謝低下のインナーケアとしてもおすすめです。

また、漢方薬は植物や鉱物をもとにした自然由来の生薬で構成されており、一般的に西洋薬よりも副作用リスクが低いといわれている面もメリットです。

漢方薬で過食を緩和するには、
「過剰な胃腸の働きを抑える」
「自律神経の乱れを整えて、ストレス過食を軽減する」
「ホルモンバランスを整えて、生理前の過食を解消する」
といった働きを期待できる生薬を含む漢方薬を選びましょう。

<過食の緩和におすすめの漢方薬>

大柴胡湯(だいさいことう)

からだの余分な熱をとり除き、脂質代謝を整え、ストレス過食に働きかけます。

加味逍遙散(かみしょうようさん)

ホルモンバランスや自律神経を整えて、不安や気分の落ち込みや心の乱れを緩和します。

ただし、漢方薬は体質との相性も重要です。

からだに合った漢方薬を選ぶためには、医師や薬剤師に相談し、ご自身に適切な漢方薬を選んでもらいましょう。

もっと気軽に漢方薬を利用したい場合は、オンライン漢方薬サービスの「あんしん漢方」が便利です。

体質診断、漢方薬の提案、アフターフォローに至るまで、漢方のプロが対応してくれます。

漢方薬が好きな方はもちろん、初めての方にもおすすめです。

甘いものを禁止せずうまく付き合うために

甘いものを食べたくなってしまう原因は、無理なダイエットによるエネルギー不足、生理によるホルモンバランスの変化、そしてストレスなど、多岐にわたります。

対策には「禁止」ではなく「ケア」が重要です。

まずはしっかりと睡眠をとり、食事は3食きちんと摂取し、適度なおやつタイムを設けるなど、無理のない範囲で自分をいたわりながら、食欲をコントロールしていきましょう。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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