食べる漢方ってなに!?薬膳食材でご自愛おやつ習慣

Amazon
最近、SNSや美容メディアでよく見かける「食べる漢方」というフレーズ。

「からだによさそうだけど、漢方や薬膳料理って苦そうだし、なにより難しいのでは……」と感じていませんか?

じつは、スーパーやコンビニで手に入る食材のなかにも、漢方の世界で使われているものは数多く存在します。

今回は、食べる漢方に着目し、「ご自愛おやつ」としておすすめの薬膳食材について、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。

食べる漢方ってなに!?

生薬
出典:Photo-ac

「食べる漢方」は、意外と身近に存在します。

漢方の土台として知られる中医学には「薬食同源」という考え方があり、食と薬の間明確な境界線を引いていません。

たとえば、風邪の引き始めに飲む「葛根湯」。

葛根湯には、食材としておなじみの「生姜」や「なつめ」が入っています。

また、杏仁豆腐に乗っている「クコの実」も、漢方薬を構成する生薬のひとつ。

こういった食材を「薬」としてではなく、普段の食卓で「おやつ」としてとり入れるのが「食べる漢方」の基本です。

お気に入りのドリンクやスイーツに「ちょい足し」感覚で使えるのも、手軽に続けられる理由です。

ご自愛おやつに使える薬膳食材3つ

クコ
出典:Unsplash

ここからは、具体的な薬膳食材を3つご紹介します。

クコの実

クコの実は、漢方では「枸杞子(くこし)」と呼ばれる生薬です。

ナス科の植物の果実を乾燥させたもので、滋養強壮によいとして古くから珍重されてきました。

ビタミン類やゼアキサンチンなどを豊富に含んでいます。

漢方の観点からは「肝(かん)」と「腎(じん)」の働きを穏やかにして、目の疲れを軽減したり、肌や髪の潤いを内側からサポートしたりする効果が期待できます。

<おすすめの食べ方>

  • ヨーグルトやグラノーラにトッピング
  • 紅茶やハーブティーに入れてフルーツティーとして
  • ナッツ類と混ぜておやつ感覚で

なつめ

なつめは、漢方では「大棗(たいそう)」と呼ばれる生薬です。

葛根湯や桂枝湯など、有名な漢方薬にも含まれています。

漢方ではエネルギーの「気(き)」と栄養の「血(けつ)」を補い、胃腸の働きを助けるとされています。

鉄分はプルーンの約1.5倍といわれるため、女性に不足しがちな栄養素を補うのにも適した食材です。

<おすすめの食べ方>

  • ドライフルーツとしてそのまま
  • マグカップに入れて熱湯を注ぎなつめ茶に
  • 杏仁豆腐の飾りつけとして

黒ごま

黒ごまは、漢方では「胡麻仁(ごまにん)」と呼ばれる生薬です。

からだのうるおいを補う「補陰薬(ほいんやく)」に分類され、髪や肌のうるおいを保ち、腸のコンディションを整える効果を期待できます。

黒ごまは「肝」と「腎」に作用し、目のかすみや乾燥などによる便秘など、加齢による不調へのアプローチにもいいといわれています。

<おすすめの食べ方>

  • ホットミルクにきな粉と合わせて
  • 団子、せんべいなどのちょい足しに
  • 豆乳と混ぜてクリーミーな黒ごまドリンクに

食べるだけじゃ足りない日は。漢方薬という整え方も

生薬
出典:Photo-ac

薬膳食材だけでは物足りない場合は、医薬品としての漢方薬もおすすめです。

漢方薬は、植物や鉱物などさまざまな生薬が合わさったもので、乱れたからだのバランスを整えることで不調の改善をめざします。

西洋薬よりも副作用リスクが低いといわれている点や、毎日飲むだけで済むので生活にとり入れやすい点もメリットです。

<疲れ目やかすみ目におすすめの漢方薬>

杞菊地黄丸(こぎくじおうがん)

栄養と潤いを与え、目の疲労やかすみの改善が期待できます。

<風邪のひき始めにおすすめの漢方薬>

葛根湯(かっこんとう)

からだを温め、血流をよくして首や背中のコリをほぐします。


ただし、漢方薬は体質との相性が重要です。

医師や薬剤師にご自身の体質に合った適切な漢方薬を提案してもらいましょう。

もう少し気軽に漢方薬をとり入れたい場合は、オンライン漢方薬サービスの「あんしん漢方」がおすすめです。

あんしん漢方は、体質診断、漢方薬の提案、アフターフォローに関して真心を込めて対応してくれます。

おやつ感覚で気軽に漢方を

「食べる漢方」の食材は私たちの身の回りに意外とありふれており、漢方の生薬として使用されています。

ぜひ、おやつ感覚で気軽にとり入れて、日常的に健康意識を高めていきましょう。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
タイトルとURLをコピーしました