でも、「頬がカサカサする」「まぶたがかゆい」といった肌不調が気になることはありませんか?
その原因は花粉による「ゆらぎ肌」が関係しているかもしれません。
今回は、花粉がもたらす肌荒れの原因や、時短で簡単に実践できる腸活ルーティンについて、あんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに解説いただきます。
春になると肌が荒れやすい…それ、花粉シーズンのゆらぎかも
冬の厳しい乾燥にさらされ続けた肌は、ただでさえ水分量が低下し、角質層には隙間ができやすい状態になっています。
弱った状態の肌に、スギやヒノキなどの花粉が付着すると、バリア機能がさらに低下してしまいます。
花粉由来のアレルゲン成分が侵入すると、免疫細胞がそれを異物と判断し、「ヒスタミン」などの炎症を引き起こす物質を放出。それがかゆみにつながります。
さらに、マスクの摩擦などの物理的刺激も悪循環に拍車をかけます。
このように、春のゆらぎ肌はさまざまな原因が折り重なって起きているのです。
ゆらぎ肌対策は内側からも。腸活との気になる関係
免疫細胞は、およそ6~7割が腸の粘膜付近に集まっているといわれ、花粉に対する免疫反応も、腸のコンディションに左右される部分があります。
腸内の善玉菌は「短鎖脂肪酸」という物質を生成しますが、マウス実験ではこの物質が免疫のブレーキ役をサポートし、アレルギー炎症を抑える可能性があると報告されています。
これらの効果はあくまで補助的なもので、腸活で花粉症を直接的に治療できるわけではありません。
しかし、内側からアプローチすることで、スキンケアだけでは追いつかないお悩みに試す価値は十分にあるといえるでしょう。
忙しくてもできる!花粉時期の時短腸活ルーティン
ここからは、手軽に実践できる腸活アイデアを3つご紹介します。
朝は「発酵食品を1品足す」だけ
朝ごはんに発酵食品を1品プラスするだけでも、立派な腸活になります。おすすめはヨーグルトや味噌汁、納豆などです。
たとえば、ヨーグルトは乳酸菌やビフィズス菌を手軽に摂れる発酵食品の優等生です。
また、納豆は納豆菌が、味噌は乳酸菌や酵母が腸内バランスを支え、サポートしてくれます。
水分をこまめに摂って“ためこまない”流れを意識する
水分不足になると腸の中で便が固くなり、胃腸の運動が妨げられてしまいます。また、腸の巡りが滞ることで、発酵食品を摂っても腸内環境が整いにくくなります。
1日あたり1.5リットルを目安として、水分を摂取しましょう。
一気飲みは避け、なるべくこまめに少しずつ摂るのがおすすめです。
朝の起き抜けにコップ1杯、仕事の合間にマイボトルで少し飲むなど、こまめな水分補給を意識しましょう。
夜は「温かい汁物」で締める
夜はお味噌汁や野菜たっぷりのスープなど、温かい汁物を摂るのがおすすめです。胃腸の血行を促すことで消化酵素の働きをサポートし、腸のぜん動運動を活発にする効果が期待できます。
さらに、ワカメや根菜で食物繊維を摂る、キノコ類を加えて善玉菌のエサを補うなどを意識すると、腸活としてさらにレベルアップできます。
ゆらぎが気になる季節に。漢方薬で整える考え方も
漢方では、症状だけでなく体質を重要視し、からだ全体のバランスを整えることで不調に働きかけるという考え方があり、原因がつかめない不調や、慢性的な不調の改善も得意としています。
毎日飲むだけで続けやすく、生活習慣を大幅に変えなくても済む点もメリットです。
漢方薬で花粉シーズンのゆらぎ肌に対処するには、
「血流を促して、肌の栄養やうるおいを補う」
「炎症を鎮めて、肌の炎症やかゆみを抑える」
といった作用を期待できる生薬を含む漢方薬を使用しましょう。
<花粉によるゆらぎ肌対策におすすめの漢方薬>
当帰飲子(とうきいんし)
肌にうるおいを与え、乾燥肌のかゆみを抑えます。黄連解毒湯(おうれんげどくとう)
からだにこもった熱を冷まし、肌の炎症やかゆみを抑えます。体質によって適切な漢方薬は異なるため、正しい見極めがとても肝心です。
医師や薬剤師などの専門家に体質を診てもらったうえで、ご自身のからだに合った適切な漢方薬を使用しましょう。
「もう少し気軽に漢方薬を試してみたい」という方には、オンライン漢方薬サービスの「あんしん漢方」がおすすめ。
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花粉に負けないための腸活ケア
花粉によるゆらぎ肌は、乾燥やかゆみなどの肌荒れを招きます。外側のスキンケアだけでなく、腸を意識した内側からのケアも心がけ、つらい花粉の季節を健やかに乗り切っていきましょう!
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。
病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。
症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

