リップメイクをしても縦じわが目立ったり、ムラになったりすると、なんだか決まらないですよね。
そんな夏の唇の悩みには、冷房環境が関係していることもあります。
今回は、冷房に負けないリップケアの方法をあんしん漢方薬剤師の水谷優実さんに教えていただきます。
夏なのに唇がカサカサ…
日本の夏は湿度が高くて、乾燥とはあまり縁がなさそうなイメージ。
でも、冷房の効いたオフィスや電車、カフェは意外に乾燥していて、唇が乾きやすい環境です。
夕方になると口紅がパサつく、縦じわが目立つ、何度も塗り直したくなる……という場合は、室内の乾燥が影響しているかもしれません。
そもそも唇は、ほおなどの肌よりも角層が薄く、皮脂腺や汗腺もないデリケートなパーツ。
自分でうるおいをキープするのが苦手なので、冷房の風や飲食時の摩擦、つい唇をなめてしまうクセなどで乾きやすくなります。
夏こそ、肌だけでなく唇も保湿を意識したいところ。
リップメイクをきれいに見せるためにも、乾く前のひと手間を習慣にしてみましょう。
朝昼晩、今日からできる保湿ルーティン
唇の乾燥を防ぐには、カサついてから慌ててケアするよりも、乾く前にうるおいを足しておくことがポイント。
朝・昼・夜に保湿すれば効果がでやすく、モチベーションもあがりますよ。
朝はUVカット成分入りリップで保湿
朝は、メイク前のひと仕込み感覚で、UVカット成分入りのリップを薄く塗っておくのがおすすめ。日中の乾燥対策だけでなく、色素沈着や光老化対策にもなります。
ベースを整えておくと、写真を撮る日や人と会う日にリップに自信がもてますよ。
昼は乾く前に先回りで保湿
唇のケアは「そろそろ乾きそうかも」と思う前に保湿するのが理想です。冷房の効いた部屋で過ごす日や会話が多い日は、リップを塗り直すタイミングでさっと保湿を。
塗るときは、横にゴシゴシ動かすよりも、縦じわに沿ってやさしくなじませるのがおすすめ。
摩擦を減らしながら、うるおいの膜で唇を守りましょう。
夜はオーバーリップのちょい厚塗り
夜は、唇をいたわるごほうびタイム。UVカット成分入りのリップなどは避け、保湿をメインにしたリップを塗って眠りましょう。
ポイントは、唇の輪郭より少しだけ広めに塗ること。
オーバーリップ気味に広げると、乾きやすい口角や唇のふちまでケアしやすくなります。
寝ている間は、飲食や会話でリップが落ちにくい時間。
翌朝、リップカラーがするっとのりやすい唇を目指すためにも、寝る前のひと塗りを習慣にしてみてください。
外側からのケアにプラスして。漢方薬もおすすめ
リップをこまめに塗っていても、唇や肌のカサつきを何度も繰り返すときは、からだの内側から整える漢方薬を服用するのもおすすめ。
唇や肌にカサつきを感じていたら
「血流をよくして唇に栄養をいきわたらせる」
「胃腸機能を改善して皮膚や粘膜のバリア機能を回復させる」
といった作用のある生薬を含むものを選びましょう。
<おすすめの漢方薬>
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
胃腸機能を高めてエネルギーを補い、うるおいを生みだす力を回復させます。胃腸が弱く、体力虚弱で疲れやすい人におすすめです。
温清飲(うんせいいん)
栄養を補いながら余分な熱を冷まし、皮膚や粘膜の乾燥を改善する働きがあります。皮膚の色つやが悪くてかさついたり、のぼせたりする人におすすめです。
唇のカサつきが気になり始めたら、後回しにせず早めにケアを始めましょう。
ただし、同じ唇の乾燥でも、体質やその日の体調によって合う漢方薬は異なるので、漢方薬を選ぶ際は事前に専門家に相談するのがおすすめです。
オンラインで相談できる「あんしん漢方」なら、思い立ったときに自宅から相談でき、診断から処方、購入、配送までスマホだけで完結します。
冷房に負けない、夏のうるおいリップケア習慣
夏の唇のカサつきは、冷房による乾燥が関係していることも。朝・昼・夜の保湿を習慣にして、縦じわが目立ちにくい、リップメイクが映えるうるおい唇を目指しましょう。
<この記事の監修者>
水谷優実(みずたにゆうみ)薬剤師・美容薬剤師
薬学の知識と美容の専門性をかけ合わせた視点で活動する美容薬剤師。
流行に左右されず、科学的根拠を大切にした美容を発信している。
肌や体の仕組み、成分の働きを専門知識を活かして正しく見極め、安心して続けられるケアを提案。
フェイシャルエステサロンの運営も行い、医療の知識とサロン現場での経験を活かしながら、美しさを内側から育てるサポートをしている。

