春の紫外線は要注意!‟内側”からできる日焼け対策4選

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じつは、春の紫外線量は夏と変わらないくらいあるんです。

今の時期からインナーケアを行っていないと、肌にダメージが蓄積してしまうことも。


今回は、春の紫外線対策として、日焼け止め・日傘以外にできるインナーケアについて、あんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに解説いただきます。

春の紫外線の量は要注意!

日焼け止め
出典:Unsplash


紫外線には「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3種類があります。


UV-Aは年間を通して降り注ぐ紫外線で、春は夏とほぼ変わらない紫外線量です。

UV-Bは4~9月に量が増える紫外線で肌への影響が強まります。

一方、UV-Cは地球を覆っているオゾン層に遮られ、地上にはほとんど届きません。


UV-Aは肌の深部にまで届き、ハリや弾力を低下させる原因になります。

UV-Bは、肌の表面にダメージを与え、シミ、そばかすの原因に。

UV-A、UV-B、ともに肌の大敵であり、とくに春先からは油断せずに対策を心がけることが大事です。

内側から摂る紫外線対策4選

オレンジ
出典:Unsplash


ここからは、からだの内側から行う紫外線対策を4つ、それぞれの栄養素が持つ特性、代表する食材についてご紹介します。

ビタミンA

ビタミンAは皮膚や粘膜を健康に保つために欠かせない栄養素です。

細胞の成長促進に関わり、紫外線によりダメージを受けた肌を生まれ変わらせるために必要です。

シミ・くすみの原因になるメラニン排出を促す作用も期待できます。

<ビタミンAが豊富に含まれる食品>

  • レバー
  • ニンジン
  • 卵黄

ビタミンC

ビタミンCは、抗酸化作用が高く、肌の酸化を防ぐことで美肌をキープする働きがあります。


また、コラーゲンを合成を促進する作用があり、肌に弾力を与えてシワやたるみを予防する効果が期待できます。

さらに、メラニン生成抑制作用もあるのです。

<ビタミンCが豊富に含まれる食品>

  • ブロッコリー
  • オレンジ
  • レモン

ビタミンE

ビタミンEは、皮膚のバリア機能をサポートし、肌の保湿効果を高め、乾燥や肌荒れ予防が期待できます。

また、ビタミンCと一緒に摂取することで、抗酸化作用を高めることができます。

<ビタミンEが豊富に含まれる食品>

  • 大豆
  • アーモンド
  • カボチャ

ポリフェノール

ポリフェノールはビタミンC、ビタミンE同様に抗酸化作用が高く、紫外線によって作られる活性酸素を除去する効果が見込め、シミやくすみの予防を期待できます。

<ポリフェノールが豊富に含まれる食品>

  • ココア
  • ブルーベリー
  • 赤ワイン

肌のアンチエイジングには漢方薬もおすすめ

生薬
出典:Unsplash


紫外線によりダメージを受けた肌のアンチエイジングには、漢方薬もおすすめです。

漢方は、崩れたからだのバランスを見直すことで、さまざまな不調の解消をめざします。

内面からアプローチできるので、なかなか改善しない肌の悩みにも最適です。


漢方薬は自然由来の生薬を元にしていて、一般的に西洋薬よりも副作用リスクが低いともいわれています。

また、毎日飲むだけなので、気軽に試せる点も魅力です。

<肌のアンチエイジングにおすすめの漢方薬>

当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)

血流の巡りを整え、肌に必要な栄養を届けます。

桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)

血流をよくして肌に栄養を行き渡らせるため、シミや肌荒れなど肌のターンオーバーが気になる人におすすめです。


漢方は体質との相性も重要です。

体質と合っていない漢方薬を使用しても、期待した効果が出ないどころか、副作用が起こることも。

漢方に精通した医師や薬剤師などに、ご自身のからだに適した漢方薬を選んでもらいましょう。

内側からケアして紫外線対策!

春は夏に匹敵するほど紫外線量が多く、今のうちから対策を行うことが重要です。

とくに内側からのケアは重要。

ビタミン類やポリフェノールを摂取し、紫外線に負けない肌づくりを行いましょう。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。
病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。
症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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