汗ばむ夏場、意外と気になるのが「乾燥」です。
「なぜ夏なのに乾燥するの?」と疑問を抱く方も多いかもしれませんが、実は夏は「隠れ乾燥シーズン」でもあるのです。
今回は、夏場の乾燥の原因や、肌を守る乾燥対策について、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。
「なぜ夏なのに乾燥するの?」と疑問を抱く方も多いかもしれませんが、実は夏は「隠れ乾燥シーズン」でもあるのです。
今回は、夏場の乾燥の原因や、肌を守る乾燥対策について、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。
夏の乾燥の原因は”冷房”にあった!?

エアコンを使用すると、風が空気中の水分を奪い、湿度を下げます。
冷えた空気は水分を保持しにくいため、自然と乾燥しやすくなります。
乾燥した空間に長時間いることで、肌の水分が蒸発しやすくなり、角質層の潤いが失われ、肌を守るバリア機能も低下し、さらに乾燥しやすくなるという悪循環に陥ることも。
除湿機能を使っていなくても、冷房を使うだけで湿度は低下します。
また、暑さ対策で設定温度を下げすぎると、部屋の乾燥が進みやすくなるため注意が必要です。
冷えた空気は水分を保持しにくいため、自然と乾燥しやすくなります。
乾燥した空間に長時間いることで、肌の水分が蒸発しやすくなり、角質層の潤いが失われ、肌を守るバリア機能も低下し、さらに乾燥しやすくなるという悪循環に陥ることも。
除湿機能を使っていなくても、冷房を使うだけで湿度は低下します。
また、暑さ対策で設定温度を下げすぎると、部屋の乾燥が進みやすくなるため注意が必要です。
夏の肌を守る!3つの保湿ルール

ここからは、酷暑の乾燥対策として、おすすめの保湿方法を3つご紹介します。
水分補給もスキンケアの一部と考える
夏はとくに汗をかきやすく、水分が失われがちです。
こまめな水分補給を行い、からだの内側から肌の潤いをサポートしましょう。
人間が1日あたりに必要な水分量は、約2.5リットルといわれています。
そのうち、食事から摂取している水分は約1.0リットル、代謝水(体内で作られる水)が約0.3リットルなので、残りの約1.2リットルを飲み物で補う必要があります。
ただし、お茶やコーヒーなど、カフェインが含まれる飲料には利尿作用があるため、摂りすぎるとかえって水分不足になることも。
水分摂取する際は、水や白湯などを中心に摂るのがおすすめです。
こまめな水分補給を行い、からだの内側から肌の潤いをサポートしましょう。
人間が1日あたりに必要な水分量は、約2.5リットルといわれています。
そのうち、食事から摂取している水分は約1.0リットル、代謝水(体内で作られる水)が約0.3リットルなので、残りの約1.2リットルを飲み物で補う必要があります。
ただし、お茶やコーヒーなど、カフェインが含まれる飲料には利尿作用があるため、摂りすぎるとかえって水分不足になることも。
水分摂取する際は、水や白湯などを中心に摂るのがおすすめです。
「与える」だけでなく「守る」保湿を意識する
夏の乾燥対策では、化粧水や美容液などで潤いを「与える」だけでなく、乳液やクリーム、ワセリンなどで潤いを「守る」ことも重要です。
肌に蓋をすることで、水分の蒸発を防ぎ、肌本来のバリア機能を高めます。
ただし、敏感肌の方は、精製度の低いワセリンを使用するとかぶれや発疹があらわれる場合もあるので、自分の肌に合った製品を選び、異常を感じたら使用を中止して医療機関を受診しましょう。
肌に蓋をすることで、水分の蒸発を防ぎ、肌本来のバリア機能を高めます。
ただし、敏感肌の方は、精製度の低いワセリンを使用するとかぶれや発疹があらわれる場合もあるので、自分の肌に合った製品を選び、異常を感じたら使用を中止して医療機関を受診しましょう。
紫外線対策と保湿はセットで考える
肌にダメージを与える紫外線には「UV-A」と「UV-B」の2種類があり、UV-Aは肌の奥の真皮に、UV-Bは肌の表皮に影響を与え、どちらも肌の老化を促進します。
乾燥しやすい肌は防御機能が低下しており、紫外線の影響を受けやすくなります。
しっかりと保湿することで、紫外線への抵抗力を高めましょう。
乾燥しやすい肌は防御機能が低下しており、紫外線の影響を受けやすくなります。
しっかりと保湿することで、紫外線への抵抗力を高めましょう。
肌の乾燥対策には漢方薬もおすすめ

肌の乾燥対策には、漢方薬を使うこともおすすめです。
漢方薬は、心とからだのバランスを整えて体質を根本から改善することを目的としています。
漢方薬は、植物や鉱物といった自然由来の生薬を原料にしていて、一般的に西洋薬よりも副作用リスクが低いといわれています。
生活習慣を大きく変更しなくても、毎日飲むだけで簡単に続けられることもメリットです。
漢方薬で肌の乾燥対策を行う場合、
「水分の循環を高め、肌に潤いを与える」
「血流をよくして、肌に栄養を届ける」
「胃腸の消化・吸収機能を改善して、肌に必要な栄養を作る」
「肌の新陳代謝を促す」
といった効果を期待できる生薬を含む漢方薬を使用しましょう。
漢方薬は、心とからだのバランスを整えて体質を根本から改善することを目的としています。
漢方薬は、植物や鉱物といった自然由来の生薬を原料にしていて、一般的に西洋薬よりも副作用リスクが低いといわれています。
生活習慣を大きく変更しなくても、毎日飲むだけで簡単に続けられることもメリットです。
漢方薬で肌の乾燥対策を行う場合、
「水分の循環を高め、肌に潤いを与える」
「血流をよくして、肌に栄養を届ける」
「胃腸の消化・吸収機能を改善して、肌に必要な栄養を作る」
「肌の新陳代謝を促す」
といった効果を期待できる生薬を含む漢方薬を使用しましょう。
<肌の乾燥対策におすすめの漢方薬>
当帰飲子(とうきいんし)
肌に栄養と潤いを与え乾燥によるかゆみや湿疹を軽減します。
四物湯(しもつとう)
血液の巡りを整え、栄養と潤いを補うことで、乾燥肌、しみ、しもやけに働きかけます。
漢方薬は、体質との相性も大切です。
漢方に精通した医師や薬剤師に相談し、ご自身のからだに合う漢方薬を提案してもらいましょう。
「ネットで漢方薬を購入したい」という方には、「あんしん漢方」がおすすめ。
あんしん漢方は、体質診断、漢方薬の提案、アフターフォローまで、漢方のプロが最後まで責任を持って、誠心誠意対応してくれます。
漢方に精通した医師や薬剤師に相談し、ご自身のからだに合う漢方薬を提案してもらいましょう。
「ネットで漢方薬を購入したい」という方には、「あんしん漢方」がおすすめ。
あんしん漢方は、体質診断、漢方薬の提案、アフターフォローまで、漢方のプロが最後まで責任を持って、誠心誠意対応してくれます。
適切なスキンケア習慣で夏の乾燥から肌を守ろう!
夏の肌の乾燥は、冷房の使いすぎや設定温度の下げすぎが主な原因です。
こまめな水分補給や保湿、紫外線対策などを日常的に行い、乾燥しにくい生活習慣を意識して肌を守っていきましょう。
こまめな水分補給や保湿、紫外線対策などを日常的に行い、乾燥しにくい生活習慣を意識して肌を守っていきましょう。
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
山形 ゆかり
薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。