美容と健康にうれしい!かぼちゃ茶の魅力を徹底解説

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最近、SNSや雑誌など、さまざまなところで話題になっている「かぼちゃ茶」をご存知でしょうか?

かぼちゃ茶は、美容大国の韓国で人気を集め、とくにダイエット効果やむくみ対策に役立つとして、いま注目されています。

じつは、かぼちゃ茶にはからだにとって必要な栄養素が豊富に含まれており、実際に美容・健康にうれしい働きも期待できます。

今回は、そんなかぼちゃ茶が持つ魅力を始め、美肌やダイエットにとって重要な部分について、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。

かぼちゃ茶ってどんなお茶?

ホットティー
出典:Unsplash

かぼちゃ茶とは、かぼちゃを乾燥や焙煎して煮出したお茶を指します。

韓国では「ホバク茶(호박차)」として知られ、伝統茶のひとつとして親しまれています。

使用されるかぼちゃの部位はさまざまで、たとえば果肉だけでなく、栄養豊富な種子やワタを丸ごと使うことも。

一般的には、天日干しや機械乾燥を行ってじっくりと焙煎し、香ばしい風味を引き出します。

かぼちゃ茶の味わいは、かぼちゃ本来のやさしい甘みと香ばしい風味が特徴的で、クセが少なく飲みやすいとされています。

好みに合わせて温めたり、冷やしたりするのもおすすめです。

ホットで飲むとからだを芯から温めてくれます。

また、アイスで飲めばスッキリとした味わいを増してくれます。

気分に応じて飲み分けることもでき、日常的に飲みやすいお茶といえるでしょう。

また、カフェインフリーである点もうれしい特徴で、「お茶は好きだけどカフェインは気になる」という方にも最適です。

就寝前の寝つきが気になるときや、妊娠中や授乳中など、カフェインを避けたい時期でも安心して楽しめるのがメリットです。

ダイエット・美肌にも?うれしい効能◎

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出典:Pixabay

かぼちゃ茶が人気を集めている理由は、そのおいしさだけではありません。

とくにダイエット・美肌効果が期待できる点が注目されています。

具体的にどのようなサポートが期待できるのか、3つのポイントにわけてくわしく見ていきましょう。

β-カロテンとビタミンで内側からきれいに

かぼちゃの鮮やかなオレンジ色の色素は、「β-カロテン」という成分によって作られています。

このβ-カロテンは皮膚や肌の粘膜を維持するために必要なビタミンAの材料になり、肌のターンオーバーを助けます。

かぼちゃにはこのβ-カロテンが多く含まれているため、肌の乾燥やコンディションが気になるときに、内側からのスキンケアとして役立つのです。

さらに、かぼちゃには抗酸化作用を持つビタミンCやビタミンEも含まれており、紫外線やストレスなどによる「からだのサビつき」を防ぎ、ハリとツヤのある肌作りをサポートしてくれます。

カリウムでむくみをスッキリ

かぼちゃに豊富に含まれる「カリウム」は、むくみ解消のサポート役として知られています。

むくみの原因のひとつは、塩分の摂りによる体内の水分バランスの乱れです。

カリウムは、体内の余分なナトリウム(塩分)と水分の排出を促し、むくみ対策に役立ちます。

起床時の顔のむくみや、長時間のデスクワーク、立ち仕事による下半身のむくみなど、多くの女性が抱える悩みにとって心強い味方といえるでしょう。

食物繊維で腸内環境を整える

かぼちゃは、腸内環境を整えるうえで重要な食物繊維を豊富に含んでいます。

茶殻をサラダのトッピングとして使うことで、食物繊維を摂取できます。

食物繊維は近年注目されている「腸活」にも欠かせない要素です。

現代の食生活では不足しがちな食物繊維を摂取する意識を高めるだけで、からだの中からのケアにつながり、毎日を健やかに過ごすための土台づくりに役立ってくれます。

ダイエットには漢方薬もおすすめ

生薬
出典:Photo-ac

かぼちゃ茶は日々のセルフケアにとり入れやすく、美容と健康を意識する場合に適した飲みものですが、むくみや脂肪といった悩みに向き合うなら、漢方薬という選択肢もおすすめです。

漢方薬の基本理念は一人ひとり異なる体質、「証(しょう)」を見極め、心とからだのバランスを整えることです。

かぼちゃ茶がアプローチできるむくみやダイエットというテーマにも関連が深いので、非常におすすめできます。

また、漢方薬は植物や鉱物など、自然由来の生薬を元にしていて、一般的に西洋薬よりも副作用リスクが低いといわれています。

漢方薬は、生活習慣を大幅に変更しなくても毎日摂取するだけで済むので、続けるのが苦になりにくいのも大きなメリットです。

そして、漢方薬を選択する基準として、含まれている生薬の特徴にも注目しましょう。

ダイエット目的で漢方薬を選ぶ際は、
「脂肪の吸収を抑え、燃焼をサポートする」
「水分の循環をよくして水太りを軽減する」
「余分な老廃物を便とともに排出する」
「自律神経を整え、ストレス過食を抑える」
といった効果を期待できる生薬が含まれる漢方薬を選択することが大切です。

<ダイエットにおすすめの漢方薬>

防風通聖散(ぼうふうつうしょうさん)

脂質の代謝を高めて燃焼を促し、余分な老廃物を体外に排出します。

防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)

からだの水分代謝を促し、余分な水分を排泄します。


漢方薬を選ぶうえでもっとも大切なのは、ご自身の体質に合っているかという点です。

体質に合わないものを飲み続けても期待する効果は得られにくく、場合によっては副作用を招く可能性もあります。

漢方薬購入の際は、必ず漢方薬にくわしい医師や薬剤師に相談し、ご自身のからだに最適なものを選んでもらいましょう。

もっと気軽に漢方薬を使ってみたいと考えている方には、オンラインで簡単に利用できる「あんしん漢方」というサービスがおすすめです。

あんしん漢方は、人それぞれ異なる体質の診断を始め、漢方薬の提案、そしてアフターフォローに至るまで、すべてオンライン上で完結できるのが魅力です。

なかなか通院時間がとれない方や、初めて漢方薬を使うという方にも向いています。

かぼちゃ茶で賢くインナーケアを始めよう

今回は、いま韓国で流行している「かぼちゃ茶」の魅力について解説しました。

かぼちゃ茶は、かぼちゃの魅力をそのまま抽出した飲みやすいお茶で、韓国で古くから愛され、その美容・健康効果が注目されてきました。

β-カロテン、カリウム、食物繊維といった成分が豊富に含まれており、日々の美容ケアやダイエットのサポート役としても効果が期待できます。

甘さ控えめで飲みやすく、ノンカフェインなので、気軽に美容・健康管理を行いたいときに最適な飲み物です。

朝の目覚めの1杯や、仕事のちょっとしたリフレッシュ、就寝前のリラックスタイムなど、さまざまなシーンで楽しめます。

忙しい毎日のなかで、かぼちゃ茶をとり入れる時間は、心とからだにとって素敵なご褒美になるはずです。

あなたもかぼちゃ茶で、内面から健やかに輝く毎日を始めてみませんか。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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