【季節の変わり目問題】「なんか肌ゴワつく…?」 夏終わりの“かた肌”レスキュー法!

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夏が終わるころ、ふと触れた肌が「なんだか硬い……」「ゴワついている」と感じたことはありませんか?

夏は紫外線や冷房、汗などの影響で、肌はダメージを受けやすい季節です。

この記事では、肌が硬くなる理由と、タイプ別のやわらか肌を取り戻す対処法について、あんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに教えていただきます。

夏終わりの肌のゴワゴワが気になる…

秋
出典:Pixabay

夏の終わりに多い「肌のゴワつき」は、主に角質の肥厚(ひこう)が原因と考えられます。

紫外線や冷房による乾燥、汗や皮脂の過剰分泌によって、肌のターンオーバー(生まれ変わりのサイクル)が乱れることで、古い角質が残りやすくなります。

そうすると、化粧水の浸透が悪くなり、肌が硬く感じられるのです。

また、夏に浴びた紫外線の刺激が、肌の炎症を引き起こしているかもしれません。

これにより、肌が弾力を失い「やわらかさ」が低下してしまうのも要因のひとつといわれています。

タイプ別かた肌対策

頬
出典:Unsplash

硬く感じる肌には、原因がいくつか考えられます。

ごわつきタイプ

肌表面がザラつく、化粧ノリが悪いと感じる方は、角質肥厚タイプかもしれません。

このタイプの人がまず取り入れたいのが角質ケアです。

AHA(フルーツ酸)、BHA(サリチル酸)、乳酸、酵素、炭酸といった成分が入っているピーリングや洗顔を使用して、古い角質をやさしくオフしましょう。

ただし、やりすぎはNGです。

摩擦を避け、「やさしく・短時間・保湿をセットで」行いましょう。

乾燥タイプ

「洗顔後すぐに肌がつっぱる」「化粧水が入っていかない」と感じる人は、乾燥型のかた肌。

夏は皮脂分泌が多い反面、冷房や紫外線で水分が失われやすく、インナードライに陥っていることが多いです。

そのため、夏でも保湿を怠らないようにするのが大切です。

また、摩擦で肌に負担をかけないように、日焼け止めを塗ったり汗を拭き取ったりする際は、やさしく丁寧に行いましょう。

ダメージタイプ

夏の紫外線ダメージや摩擦により、肌の内側で微細な炎症が起きている場合、「触ると硬く、赤みも出やすい」状態になる可能性があります。

「紫外線の多い時間帯の外出は避ける」「こまめに日焼け止めを塗る・日傘を使用する」などの対策が大切です。

今日からできる♡やわらか肌を育てる新習慣

寝る女性
出典:Pixabay

肌をやわらかく保つには、スキンケアだけでなく生活習慣の見直しも大切です。

そこで、意識したいのが睡眠と栄養バランス。

ターンオーバーは夜の睡眠中に活発になります。

そのため、「就寝前にストレッチをする」「就寝前のスマホ操作を避ける」などで、質のいい睡眠を心がけましょう。

食事では、肌細胞の再生を助けるたんぱく質・ビタミンCなどの栄養素を積極的に摂取するのがおすすめです。

さらに、紫外線対策は季節を問わず続けることもポイントです。

秋以降もUVケアを怠ると、夏のダメージが蓄積し、肌の硬さやくすみを引きずってしまう可能性があります。

肌ケアには漢方薬もおすすめ

生薬
出典:Photo-ac

肌ケアには、上記のような方法に加えて、漢方薬の服用もおすすめです。

漢方薬は自然由来の生薬でできているので、一般的に副作用も少ないといわれています。

決められた量を飲むだけなので、忙しくても続けやすいのが嬉しいポイントですよ。

具体的には、下記のような働きのある漢方薬を選び、根本改善を目指しましょう。

  • 血流をよくして肌に必要な栄養を届ける
  • 肌に潤いを与える
  • 水分代謝をよくして老廃物を排出する
  • 自律神経を整えてストレスが原因の肌荒れなどを改善する
  • 肌の乾燥で生じるかゆみや炎症を改善する

<肌トラブルにおすすめの漢方薬>

桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)

血流を改善して肌に栄養を届け、水分代謝をよくして肌のターンオーバーの正常化に働きかける漢方薬です。
シミや肌荒れ、ニキビに悩む人におすすめです。

当帰飲子(とうきいんし)

肌に栄養と潤いを与える四物湯(しもつとう)にかゆみを抑えたり、皮膚機能を高めたりする働きのある生薬を配合した漢方薬です。
冷え症、乾燥肌の人におすすめです。

<漢方薬を選ぶ際の重要なポイント>

漢方薬は自分のからだに合ったものを選ぶことが重要です。

「あんしん漢方」ではAI(人工知能)を活用した「オンライン個別相談」があり、漢方に詳しい薬剤師にスマホで気軽に相談ができます。

しかも、価格もお手頃で自宅まで郵送してもらえますよ。

かた肌対策でふんわりやわらかな肌を目指そう

夏の終わりの「かた肌」は、紫外線や乾燥などで肌がダメージを受けているサインかもしれません。

タイプに合ったケアと生活習慣の見直しで、肌は再びやわらかさを取り戻せます。

季節が変わっても、ふんわり健やかな肌を育てましょう。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
中田 早苗(なかだ さなえ)

デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
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