まぶたがピクピク止まらない…それ、ストレス?疲れ?“なぜ”を徹底解説!

Amazon
「突然まぶたがピクピク動く」なんて経験をしたことありませんか?

多くの場合、症状は軽く、すぐに治りますが、突然痙攣が起こると少し不安になりますよね。

まぶたのピクピクは、からだが発する大切なサイン。

見逃すことのないよう、この機会にまぶたの痙攣について知っておきましょう。

今回はまぶた痙攣について、あんしん漢方薬剤師の山形 ゆかりさんに解説いただきます。

突然起こる「まぶた痙攣」

目
出典:Unsplash

まぶた痙攣とは、自分の意識とは関係なくまぶたが小刻みに痙攣する症状で「眼瞼ミオキミア」と呼ばれています。

痙攣が起こるのはまぶたの一部のみで、多くの場合、下まぶたに症状があらわれるのが特徴です。

痙攣の継続時間は短く、症状も短期間で治りますが、根本の原因が改善されない限り、繰り返し発症することがあります。

まぶたの痙攣のほか、光を眩しく感じる、ドライアイのような症状がある、痙攣が顔にまで及ぶ場合は、別の病気の可能性があります。

これらの症状がある場合は、早めに病院に行き医師の診察を受けるようにしましょう。

あなたのまぶた痙攣、もしかしてこれが原因かも?

スマホ
出典:Pixabay

まぶた痙攣の主な原因は日常生活の乱れにあります。

原因を紹介するので、心当たりのある人はできるものから改善していきましょう。

目の疲れ

目の疲れはまぶた痙攣を誘発します。

パソコンやスマートフォンを見る時間が長い人は、とくに注意が必要です。

目の疲れを感じたら、無理をせず目を休めましょう。

まぶた痙攣の予防には、まぶたの血行促進が効果的。

蒸しタオルなどで目を温めるのがおすすめです。

ストレス・緊張

ストレスや緊張により、神経の興奮状態が続くことで、まぶた痙攣が起こることがあります。

ストレスや緊張の原因を排除するのが一番ですが、難しい場合は、ストレス発散方法を見つけたり、心身をリラックスする時間を作ったりすることが大切です。

睡眠不足

睡眠は、からだはもちろん、目を休める効果もあります。

寝る前には、スマートフォンなど光を発する画面を見るのを控え、良質な睡眠をとることを心がけましょう。

また、目の疲労が強いときは、日中に短時間の昼寝の時間を設けるのも◎。

自律神経の乱れ対策には漢方薬もおすすめ

生薬
出典:Unsplash

疲れ、ストレス、睡眠不足などが原因で起こるまぶた痙攣は、自律神経を整えることでも対策できます。

自律神経を整える際は、漢方薬が強い味方になってくれるのを知っていますか?

漢方薬は、さまざまな生薬を組み合わせて作られているため、自分の不調や悩みにあった漢方薬を選ぶことで、自律神経以外の症状にもアプローチすることが可能です。

今回は、まぶた痙攣の原因である、疲れやストレスの緩和におすすめの漢方薬を紹介します。

<おすすめの漢方薬>

柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)

精神をコントロールしている部分にこもった熱を冷ますことで、神経症、高血圧、動悸に働きかける漢方薬です。
自律神経を整えるほか、更年期障害、不眠にも用いられます。
比較的体力がある人に向いています。

加味逍遙散(かみしょうようさん)

上半身にこもった熱を冷ますことで心を落ち着かせて、イライラや不安に働きかける漢方薬です。

ほてり、倦怠感、精神不安などの女性ホルモンの変動に伴う諸症状にも用いられます。

体力が中程度以下の人に向いています。


飲むだけで対策できるため、仕事や生活が忙しい人でも始めやすいのが、漢方薬のいいところ。
漢方薬は西洋薬と比べて、副作用が少なく、からだに優しく作用するのも嬉しいポイントです。
自分にあう漢方薬がわからない人でも心配はいりません。

最近は、AIが自分にあった漢方薬を選んでくれるサービスもあります。

オンラインで完結するため、場所や時間を選ばず診断することが可能です。

毎日の心身のケアに漢方薬を加えてみるのはいかがでしょうか。

まぶた痙攣はからだの調子のバロメーター

まぶた痙攣は、疲れやストレスがたまっていたり、睡眠不足が続いていたりと、心身の調子が崩れているときに起こりやすいため、からだの健康状態のバロメーターであるともいえます。

まぶた痙攣が起こったときは、自分の生活を見直し、自分を労る時間を作るのがいいかもしれません。

<この記事の監修者>

あんしん漢方薬剤師
山形 ゆかり

薬剤師・薬膳アドバイザー・フードコーディネーター。
病院薬剤師として在勤中、食養生の大切さに気付き薬膳の道へ入り、牛角・吉野家他薬膳レストランなど15社以上のメニュー開発にも携わる。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。
タイトルとURLをコピーしました