スキンケアはもちろんですが、じつは食生活にも秘密が隠れています。
それが温野菜です。
韓国式の温野菜は、特別な食材を揃えなくても手軽にとり入れられるため、日本の食卓にもすんなり馴染みます。
今回はからだの内側からいたわる食習慣を、あんしん漢方薬剤師の中田早苗さんに解説いただきます。
野菜をもっと気軽に。韓国の食卓に学ぶ美容習慣
「もっと野菜を食べたい」と思っていても、毎日サラダを洗い、切り、盛りつけまでこなすのは意外と手間がかかり、次第に負担になってきますよね。
そこで参考にしたいのが、韓国の食卓で親しまれている「나물(ナムル)」。
ナムルとは、野菜や山菜、きのこなどを茹でたり炒めたりして、塩やゴマ油などの調味料で和えて仕上げる、いわば家庭の定番おかずです。
ご飯や汁物、主菜とともにナムルを並べるのが一般的なスタイルとなっています。
野菜には美容に役立つビタミン、ミネラル、食物繊維などが豊富に含まれており、こうした習慣は韓国では美容方法のひとつとしても根づいています。
日本食との相性もよく、加熱して“かさ”を減らせば、無理なく量を食べられる点も見逃せない魅力です。
とくに野菜不足が指摘されがちな現代人には向いており、美容の土台を整える手段としてもとり入れやすいでしょう。
レンジで手軽に。今日から始める温野菜習慣
ここからは、すぐに実践できる温野菜習慣のアイデアを3つご紹介します。
冷凍野菜をストックして“温めるだけ”に
疲れて余裕がない日でも野菜習慣を続けるには、冷凍野菜が役立ちます。野菜は洗ったあとにしっかりと水気をとり除きます。
にんじんは大きめに切り、下茹でしてから冷ますのがおすすめです。
細かく刻んで使いたい場合は、生のまま冷凍しておきましょう。
きのこ類は洗わずに石づきだけを切り落とし、そのまま冷凍用の袋に入れます。
いずれも冷凍しておけば1か月ほど保存ができるため、休日にまとめて仕込めば、平日の忙しい時間帯に時短調理ができて助かりますよ。
いつもの食事に“温野菜を1品足す”
韓国料理を完全に再現しようと構えるより、「いつものメニューに温野菜を1品加える」くらいの気軽さでとり入れるほうが無理なく続けられます。たとえば、朝は卵料理にブロッコリー、昼はおにぎりに温野菜の小鉢、夜は肉や魚にもやしやキャベツなどを添えてみましょう。
食卓の見栄えもよくなり、なおかつ栄養バランスも自然と整っていきます。
レンジ加熱した野菜を“ナムル風”にする
電子レンジは手抜き道具ではなく、むしろ積極的に活用したいキッチン家電のひとつです。とくに、加熱した野菜はごまの風味との相性がよく、ご飯によく合う副菜に仕上がります。
小松菜やもやしを耐熱容器に入れてレンジでチンし、水気を絞ったあとにすりごまとごま油、醤油を少々加えるだけです。
ほんの少しの手間で、立派な1品料理になるのでぜひ試してみてください。
食事と一緒に整えたい。美容を支える漢方薬という選択肢
食事に気を配っても肌の悩みが解消しない場合は、漢方薬によるインナーケアという選択肢もあります。
漢方薬はからだのバランスの偏りを整えることで体質そのものにアプローチし、根本からの解決をめざします。
また、漢方薬は植物や鉱物といった自然由来の生薬をもとにしていて、一般的に西洋薬よりも副作用リスクが低いといわれる点もメリットです。
毎日摂取するだけで気軽に続けやすい点も評価されています。
美容には、
「水分の循環をよくして肌に潤いを与える」
「血行をよくしてからだ全体に栄養を届ける」
「自律神経を整えてストレスを軽減する」
といった働きを期待できる漢方薬を選びましょう。
<美容におすすめの漢方薬>
桂枝茯苓丸加薏苡仁(けいしぶくりょうがんかよくいにん)
血行を促進して肌に栄養を届け、さらに水分代謝をよくして肌のターンオーバーに働きかけます。当帰芍薬散(とうきしゃくやくさん)
栄養の不足を補い、血液の巡りをよくして、肌の栄養不足によるシミに働きかけます。ただし、漢方薬は体質との相性が非常に重要です。
漢方に精通した医師や薬剤師に相談したうえで、ご自身に合った漢方薬を選ぶようにしましょう。
最近は「あんしん漢方」のようなオンライン型の漢方薬サービスも注目を集めています。
あんしん漢方では、体質診断、漢方薬の提案、アフターフォローまで漢方のプロが責任を持って対応してくれるため、漢方薬を初めて試す方にもおすすめです。
温野菜をとり入れて美容に役立てよう
韓国人女性の美の秘訣は、スキンケアだけにとどまりません。とくに温野菜は日本食との相性もよく、ナムルなどの形でぜひとり入れたい習慣のひとつです。
無理なく野菜を摂り、日々の美容につなげていきましょう。
<この記事の監修者>
あんしん漢方薬剤師中田 早苗(なかだ さなえ)
デトックス体質改善・腸活・膣ケアサポート薬剤師・認定運動支援薬剤師。
病院薬剤師を経て漢方薬局にて従事。
症状を根本改善するための漢方の啓発やアドバイスを行う。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」でも薬剤師としてサポートを行う。

