そのイライラ、たまったストレスが原因かもしれません。
イライラを解消するには休息をとるのが一番ですが、感情に任せて周りに当たってしまわぬよう、即時的な対処法を覚えておくのも大人のたしなみです。
今回はイライラしたときの気持ちの整え方について、あんしん漢方薬剤師の山形ゆかりさんに解説いただきます。
そのイライラ、気持ちだけの問題じゃないかも
同僚や家族のひと言や、仕事での小さなミスなど、以前なら流せた些細なことでイライラしてしまうのは、ストレスがたまっている証拠。
疲れがとれない、眠りにつきにくいなど、からだの不調と同時にあらわれることもあります。
また、イライラして態度や物いいが攻撃的になってしまうと、周りの人を不快にしてしまいますし、そんな自分に自己嫌悪を抱いてしまう、なんてこともあるかもしれません。
イライラしやすくなったと感じたら、負のループに陥るまえに、その原因を突き止め、解消することが大切です。
イラッとした日に。自分を立て直す3つの習慣
イライラしたときは、その感情を放置せず、しっかり向き合い、適切に対処することが大切です。
気持ちを整える習慣を紹介するので、すぐに実践できるように覚えておきましょう。
その場をいったん離れて、ひと呼吸
怒りを感じた後の6秒間は、興奮や攻撃性を高めるアドレナリンの分泌量が最も増える時間だといわれています。そのため、イラッとしたらすぐに反応せず、その場を離れて気持ちを切り替えるのが大切です。
大きく深呼吸をして、呼吸を整えてから持ち場に戻りましょう。
「今、何に疲れている?」をメモ
イライラした出来事を文字に書き起こし、自分の気持ちを吐き出すことで、気持ちが軽くなることがあります。また、イライラの原因は、ストレス、疲れ、寝不足などさまざまな要因が重なっている場合が多いです。
そのため、その日の体調や状態もメモに残しておくと、イライラの原因を客観的に把握・分析するのに役立ちますよ。
予定をひとつ減らして早めに休む
イライラ解消の最も基本的で効果的な方法は休息をとることです。今日は定時で帰宅する、次の休みは外出せずにゆっくり寝るなど、できる範囲で予定を調整し、からだを休める機会を作りましょう。
心とからだをまとめて整える。漢方薬という考え方
イライラが気になるときは、漢方薬を始めてみるのも選択肢のひとつです。
漢方薬は自然由来の生薬を配合して作られており、からだに優しく作用するのが特徴です。
イライラの原因やイライラがもたらす不調には、ストレス、疲れ、睡眠不足などがあります。
そのため、
「自律神経のバランスを整える」
「精神を安定させる」
「興奮やイライラを抑える」
などの働きがある漢方薬を選ぶのがいいでしょう。
<おすすめの漢方薬>
加味逍遙散(かみしょうようさん)
自律神経のバランスを整えながら血行を改善し、のぼせやイライラなどを和らげます。柴胡加竜骨牡蛎湯(さいこかりゅこつぼれいとう)
過敏になった神経の興奮を抑え、イライラや不眠、不安や動悸などを和らげます。漢方薬は症状の根本的な改善を得意としています。
そのため、漢方薬を継続して飲み続けることで、ストレスや疲れによるイライラが起こりにくい体質を目指すことが可能です。
「漢方薬は種類が多すぎてわからない」「初めて試すので不安」という人でも心配いりません。
最近はオンラインで、自分の症状や体質にあった漢方薬を専門家が選んでくれるサービスもあります。
スマホがあれば簡単に利用できるため、時間や場所を選ばないのも嬉しいポイントです。
漢方薬でからだの内側からイライラ対策をしてみるのはいかがでしょうか。
イライラしやすくなったら休息を
イライラしやすくなるのは、ストレスがたまっているというからだからの警告です。放っておくと心身へ悪影響を与える可能性もあるため、心あたりのある人は、早めに休息をとり、健やかな毎日を送れるよう、からだを整えましょう。
<この記事の監修者>
山形 ゆかり(やまがたゆかり)あんしん漢方薬剤師
薬剤師・薬膳アドバイザー・フェムケアサポーター。
糖尿病病棟での経験から予防医学と食事の重要性を痛感し独立。
エビデンスを軸に薬膳・発酵・フェムケアの視点でレシピ監修や執筆、講師活動を通じ「食から整える健康」を提唱。
症状・体質に合ったパーソナルな漢方をスマホひとつで相談、症状緩和と根本改善を目指すオンラインAI漢方「あんしん漢方」で薬剤師を務める。

