譜久村聖「15期の初ツアー終わってこの子達に未来託して大丈夫って思ったらコロナ禍に入って今卒業したら悔いが残るって葛藤ありました」

──卒業を考えたときの気持ちを教えてください

譜久村聖さん「15期メンバーが加入したとき、在籍中の最後の後輩になるんじゃないかなと自然と感じました。
メンバーのみんなといる時間はとても楽しいし、モーニング娘。が大好きでまだまだ叶えたい夢もいっぱいあるし、
この子たちの成長をまだまだ見ていたいという気持ちがありましたが、それはグループの内側からじゃダメだな、
未来を託すことも大切だと、この頃から思うようになりました。

15期の３人に、加入して初めてのツアーが終わった後、“次のツアーに向けてどうしたい？”っていう話をしたら、
“こういうところをがんばりたいです”とか、“こういうところを改善したいです”とかすごく真剣な顔で伝えてくれて。
そのとき、本当にもうこの子達に未来を託して大丈夫だなって思ったし、私も次のステップに踏み出したくなりました。

そのころ、ちょうどコロナ禍に入ってしまったので、グループでの活動があまりできなくなり、自分と向き合う時間が増えて……。
今まで忙しすぎて自分と向き合う時間はなかったんですけど、この期間で自分が変われたところもあるのかなと。
久々にみんなで集まれたときには楽屋でめっちゃしゃべって、ありえないくらい盛り上がったし、メンバーのことをより大切に考えるようになりました」

──卒業を決めてから今までに心境の変化はありましたか？

譜久村聖さん「喜怒哀楽いろいろ感じていましたが、たくさん悩んだ時間だったと思います。
世代交代のこと、役割分担のこと、選ばれてしまうのが怖くなることもあって、“こんな気持ちのまま続けちゃダメだ、
こんなのモーニング娘。じゃない！”って自分に言い聞かせながら頑張っていた時期もありました。卒業を考え始めてすぐにコロナ禍になってしまったので、
コンサートにも制限があり、今卒業したら後悔が残るという気持ちと、自分がグループにいていいのかっていう葛藤があって……。“どうしよう”っていう気持ちが強かったです。

でも、2022年12月に卒業を発表させていただき、モーニング娘。としての終わりが見えた分、今は一個一個のお仕事に対して
“今しか感じられない瞬間だ”と特別な気持ちで臨んでいて、お仕事をしている間は先輩後輩関係なく多くのことを学べる時間にしようと意識しながら活動しています。

それと、モーニング娘。として叶えたい夢がどんどん出てきていて！　メンバーのやる気だけじゃ難しい部分もあるので、
私がいなくても叶えられるように、事務所の方にもそれをぶつけて大人を巻き込むということを率先して卒業までやっていこうと思っています」

──卒業までにやりたいことはありますか？

譜久村聖さん「私のモーニング娘。に対しての夢を仲間に伝えること！　メンバー一人一人に好きなところ、伸ばして欲しいところ、期待してることがあるので、それを伝えたい！　
でも、本当はアルバムも出したいし、なるべく多くイベントもしたいし。夏にはハワイツアーもしたいし～、野外でライブもしたいし、たくさんモーニング娘。でお仕事、新しいことがしたいです！」

──卒業したらやりたいことはありますか？

譜久村聖さん「内緒です♡」
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